閃輝暗点の症状は突然に
友人とおいしいコーヒーをいただいていると、次第に友人の片方の目が、光が当たったかのようにキラキラ反射しカタチが抜けはじめた。焦る思いでまばたきをして目を凝らす。窓際に目をやるが何にもひかりは差し込んでいない。
そのうち、ゆっくりだけど確実に自分の片方の視界の外側にギザギザのまぶしいものが広がり始める。
あ!閃輝暗点(せんきあんてん)が始まった。久しぶりだなあと思った。そう、一年に一度あるかないか。時々は数カ月空けて二度続いたこともあったけど、私の場合頻繁ではなかった。
またたく間に片面の外郭を大きく光りの輪が覆ってしまった。こうなるとまぶしくて輪っかの部分はほとんど何も見えなくなる。
病院嫌いで長年のお付き合い
もう何十か前になるだろうか、初めて症状が出た時は40代だったと思う。肝をつぶしたのを覚えている。目というより脳の影響であろうと、本能的に嫌な予感を感じたものだ。
それでも短い時間で治まるため病院に行かなかった。私は昔から徹底した病院嫌いなのでひたすら症状について調べた記憶がある。閃輝暗点という病名を知ったのもこの頃。「眼、光の環、ギザギザ」位の検索で的確で豊富な内容を確認することができる。
当時は結局「命に別状はない」ということがわかった時点で安心して仕事に忙殺されていったが、今回は忙殺される対象がもうないので、気持ちにひっかかってしまったのだ。この症状の後に必ず片頭痛が起きるというのも不安をかきたてた。
なぜなら私には毎回、頭痛は起こらない。ただ、二十代で就職したあたりから激しい片頭痛に悩まされてきた経緯がある。
ご経験の方はお分かりだろうが、食事もとれず、意識が定かでなくなるほどの痛みと悪心の苦痛の中で仕事をした時期がある。
結婚を機にいつの間にか症状は軽減し、高齢になるころにはすっかり忘れてしまうほどに改善した。
ただいずれも脳内の血管収縮と拡張に伴う症状なわけで、収縮の際に閃輝暗点が、その後拡張するときに片頭痛が起きるというものらしい。
閃輝暗点の症状は、片頭痛が起きる人の1~2割に出るといわれている。
5分から30分もあればすっかり消えてしまう。しばらくは違和感が残るが1時間程度で何事もなかったように忘れてしまうほど症状は無くなる
原因解明されない症状
閃輝暗点が発生する原因は正確には解明されていないが、いまのところ脳にある血管の収縮や拡張が主な原因だろうと考えられている。
大脳皮質が関係する神経症状であるらしい。
大半が重大な病気とは無縁の症状だが、まれに脳梗塞や脳腫瘍が発症原因であったりするらしいので閃輝暗点かどうかわからない人はまず眼科で確定検診の上、脳神経外科(内科)に早めに受診をすることが賢明だ。
症状としては目に出るが、目が原因ではなく中枢性静脈炎・多発性硬化症・糖尿病性脈絡膜症などの病気で併発する場合があるため注意を要する。
でも私は強い意志を持って(?)病院に行かない(☜なんなんだ、こいつは!)
症状を引き起こす要因としては
過度なストレス・喫煙・睡眠不足・コーヒー・アルコール・チョコレート・ナッツ・チーズなどがある。過度なストレスと喫煙以外は全部当てはまるなあ。
今回は諸事情から重度の寝不足が続いたせいだと自分で分析した(この素人判断が一番こわいんだってば!!)
でも病院には断固行きたくない。なぜって?病院こわい病だから。
対策として(いやいや、早く検査に行けって!)
閃輝暗点を予防するものとしてマグネシウム・ビタミンB2の摂取が良いとの情報を仕入れ不安な気持ちを払拭する。
早速、海藻・魚介・豆類・穀類などでマグネシウムを、肉類・魚介・卵などでビタミンB2を補うことにする。
面倒なのでビタミンは市販のチョコラBBで補うことにしよう!
ビタミンB群は過剰なものは体外排出がよく、体に残らないイメージが強く、肌荒れや歯肉炎などにも効果てきめんなので個人的にはチョコラBBファンなのだ。
まずは、睡眠確保だな、ウン(なんて懲りないやつ・・)