愛犬と海と日常

あ~、やっぱり貧乏性は治らない。また忙しくなってきた~。

コンフォートゾーンからの脱却

コンフォートゾーンを脱するべきか否か

日常の中で自分にとって快適で安心できる習慣化した毎日、そこから動きたくない場所や状況を「コンフォートゾーン」と呼ぶ。

とくに仕事を引退したわたしにとっては、この快適空間にこよなく至福感を感じる。

だが「コンフォートゾーンにとどまり続けることは、人としての衰退につながり、成長と新たな経験を得る機会をのがしてしまうぞ」と、警告音が心になりつづけるのだ。

 

「もう、やることやったからいいじゃないの、好きにさせてもらっても」

『え、やることやったって、何? あなたそれ、いちばん傲慢な考えじゃない』

「だってもう、高齢者の域だし・・」

『命ある限りは前進あるのみでしょう。人として謙虚に精進してねー』

「え~、もう! あんた、誰?!」

 

なんて心の中の葛藤はとりあえず置いといて、コンフォートゾーンを脱することで得られるメリットとその方法について考えてみようと思う。

 

コンフォートゾーンを抜け出すメリット

新たな成長の機会を手に入れることができる

「いまさらもう、成長しなくてもいいんだけど・・」

『あ、こらまた不埒なことを言う!』

コンフォートゾーンにとどまり続けることは、自分から人生終了を宣言するようなもの。成長の機会を逸してしまう危険性を生んでいる。

新しい環境や経験を通じて自分の可能性を広げることは、自己能力の拡大と自分の限界を超えることをも可能にするのだ。

自己肯定感の向上が図れる

新たな挑戦や困難に立ち向かい乗り越える経験は、確実に自己肯定感を高める。自己成就感や達成感などの成功体験は、自己能力に対する信頼をより深め、ポジティブな思考や行動の促進につながる。

人間いつか一人になった時のために、至福感を持ち続けて生きていけるように、自己肯定感を育てていくことはとても大切なことだ。

広い視野と柔軟性の向上をもたらす

コンフォートゾーンを脱することで、新たな環境や人間関係ができて自分の視野が広がっていく。

異なる文化や価値観に触れることは、自分の考え方や行動パターンを見直すきっかけとなり、ひいては現代社会の変化にも柔軟に対応できる適応力を持つことにつながる。

 

「ふ~ん、なるほどね。なんか納得してきた。メリットはありそうだ。では、どうしたらこのぬくぬくまったりの快適空間を脱出できるのですかね?」

『君は実に猜疑的だねえー、そんなこっちゃ嫌われるよ。あ、もう嫌われているか』

「・・な~んか、腹立つ!!」

コンフォートゾーンを脱する方法

新しい挑戦をすることから始まる

(はは、それができれば問題ないのよね・・)と、心の声を無視して進めよう。

自分が興味を持っている分野で、未経験の活動に挑戦してみるのが一番良い方法だろう。新しい趣味やスポーツ、異業種の勉強会やセミナーに参加するなどは充実感につながりやすいといえる。

ただし、私のようなインドア派にはそれでもハードルが高い。

その場合はいつも読んでいるジャンルの本を変えてみる、という身近な手がある。

自分が好む作家ではなく、読んだことのない人の本を読む、普段好む傾向から全く違う本を選んでみることはとても大事だと、どなたかの本で読んだ。

同じ発想で、今まで食べたことのない食材や料理をためしてみるのも、新しい文化に触れ刺激を受けるには良い方法と言えるだろう。

 

自分の可能性を信じ、周囲の意見やアドバイスに耳を傾け、心理的な壁を乗り越える勇気と興味を持ち続け、少しずつ挑戦を増やし継続する必要があるわけだ。

まとめ

コンフォートゾーンにとどまることは安心感や快適さをもたらすが、成長や新たな経験が得られず、日常生活の停滞(衰退)が起きる危険性が大きい。

ちょっと自分に頑張って、コンフォートゾーンを脱することができたら、間違いなく新鮮な成長の機会や自己肯定感の向上、今より広い視野とさらなる柔軟性を得ることができるだろう。

 

う~ん、良いことばかりだな。このさい歳は関係ないのね。身体的限界は考慮に入れる必要がありそうだが、新しい年に向かって自分の可能性を信じてみるかな。